会社の未来を一緒につくる!
私が子どもの頃、父は大工をしていました。
父は一生懸命働いていたのですが、なかなか仕事が安定せず、母もパートをしながらなんとか家計をやりくりしていました。
両親ともいつも忙しく、家族で遊びに行くなんて殆どありませんでした。
欲しい玩具も買ってもらえず、私はいつも寂しい思いをしていました。
中学1年生のとき、初めて父の仕事を手伝いに行くことがありました。
現場に着くと建築中の建物で父はひとり作業をしているところでした。
そのとき私は「こんな立派な建物を建てているんだ。お父さんかっこいいなあ」と思いました。
でも私が高校生になると、父はそれまでの働き過ぎから身体を壊し大工を続けられなくなりました。
「お父さんの夢はなあ、将来お前の家を建ててやることだったんだ。でもそれができなくなってしまった・・・」
父の目から涙があふれていました。
「もしも父の事業が順調だったら、身体を壊して夢をあきらめる事にもならなかったんじゃないか」
「いろんな所に連れて行ってもらえて、私も寂しい思いをしなくて済んだんじゃないか」
その頃から私は「事業」とか「経営」というものに、興味を持つようになっていました。
大学も経営学部に進学して勉強するうちに、「税理士」という職業があることを知りました。
「将来は、税理士になって経営者を支えてあげるような仕事をしたい!」
そんな夢を抱くようになっていました。
その夢が叶い税理士になって22年が経ちました。
現在、私には全力で取り組んでいる使命があります。
それは、がんばっているけどなかなか成果が出ずに悩んでいる社長さんを
一人でも多く救うことです。
社長さんが夢を叶えられるよう、その会社の未来を一緒につくっていくことです。
「大工をやめ、夢をあきらめてしまったあのときの親父を救うんだ!」
そんな熱い想いで、私はこれからもこの使命に全力で取り組んでいきます。
税理士 寺島 義雄