ア ル プ ス
小学校五年 寺島 義雄
飯ずな山に登っていくと、13の地ぞうがあった。
地ぞうにはそれぞれ、名前がついていた。
最後の13番目の地ぞうを見た時、
「もうすぐちょう上だ。」と思った。
ちょう上が見えた時は、もうくたくただった。
ちょう上につくと、きりであたりが見えなかった。
でもきりはだんだん消えていく
きりが消えた時、ぼくはさけんだ。
「あ。アルプスだ。」
まっ白い雪をかぶったアルプスが、
雲の上に、長くつづいていた。
このしゅん間、つかれがぱっとぬけた。
「アルプスってすばらしいなあ。」