２４年前、新婚旅行でグアムに行きました。

二日目、私たちはタクシーでゴルフ場に向かいました。
二人とも上はＴシャツ、下は短パンという格好でした。

「あんたも塗っとく？」と、妻が日焼け止めを差し出してきました。
「今日は曇ってるから大丈夫やろ」と、私はそのままコースに出ました。

次の日は海でジェットスキーを楽しみました。
時々強い日差しが差し込むような天気でした。
私はこの日も全く日焼け対策をしませんでした。

一日中遊んでホテルに帰り、夕食を済ませ、ベッドに入りました。
でも身体が熱くて熱くて寝付くことができません。

見ると、太ももから足首まで真っ赤に腫れあがっていました。
もう痛くて立つこともできなくなっていたんです。

「これで冷やしてみたら」と、妻がバケツにいっぱい氷をもらって来てくれました。
「痛てててて･･･」やっとの思いで浴室まで行き、バスタブの中に座りました。
ちょろちょろ、ちょろちょろ水を溜め、その上にそーっと氷を入れてくれました。

それから何回か氷を追加して、一晩中冷やしました。
でも朝になっても歩くことができません。
昼になってもまだダメでした。

「わー、帰りの飛行機に乗り遅れたらどうしよう」
帰りの支度は妻が全部してくれました。
私は彼女の肩を借り、足を引きずりながら、なんとかタクシーに乗り込みました。

そして空港に着いた時には、もう搭乗手続きが始まってたんです。
おかげで妻が楽しみにしていたショッピングができなくなってしまいました。